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農林水産技術会議

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TOPIC3:豚熱とアフリカ豚熱を迅速・同時に判別!―検査効率の大幅な向上で防疫に貢献―

成果のポイント(ここがスゴい!)

  • 豚熱ウイルスとアフリカ豚熱ウイルスを1回の検査で検出・判別するリアルタイムPCR法を農研機構とタカラバイオ株式会社が共同開発。検査の簡便化・迅速化を実現し、所要時間を4時間以上短縮。
  • 検査用試薬をタカラバイオ株式会社が製品化し、令和3年11月1日から発売。
  • 特定家畜伝染病防疫指針に適合した検査法として、家畜保健衛生所等で活用中。

研究機関

農研機構、タカラバイオ株式会社

概要

豚熱とアフリカ豚熱はどちらも早期摘発が重要!

しかし、これらの疾病は…

  • 臨床症状が類似し、見た目での識別は困難
  • それぞれの原因ウイルスに適した検査が必要
  • 従来の遺伝子検査法は煩雑で、所要6時間以上
豚熱罹患豚とアフリカ豚熱罹患豚を比較した写真で、両疾病の臨床症状(発熱等)は非常に類似している

両疾病の臨床症状は非常に類似(発熱等)

従来の遺伝子検査法で、(1)それぞれのウイルスに応じた核酸の精製、(2)PCRまたは逆転写PCR反応、(3)電気泳動(判定1)、(4)制限酵素処理、(5)電気泳動(判定2)に6時間以上要することが示された図

従来の遺伝子検査法(ウイルス別のPCR法)

これらの問題を解決するために…

  • 検体の簡易前処理法(血清や臓器乳剤からのウイルス核酸簡易抽出法)を開発
  • 豚熱ウイルス(CSFV)とアフリカ豚熱ウイルス(ASFV)の遺伝子を同時に検出・判別可能なリアルタイムPCR系を確立

検査法の簡便化・迅速化、ASFV及びCSFV遺伝子の同時検出、製品化を実現!

  1. 新規遺伝子検査法では、(1)Lysis bufferと混ぜて5分間静置するだけの簡易抽出、(2)リアルタイムPCRで判定が2時間以内で可能なことを示した図

    新規遺伝子検査法
    両ウイルスを1回の検査で検出可能なリアルタイムPCR法)

製品化された検査用試薬の写真

製品化された検査用試薬

農林水産省「安全な農畜水産物安定供給のための包括的レギュラトリーサイエンス研究推進委託事業」のうち「官民・国際連携によるASFワクチン開発の加速化」による研究成果

導入により期待される効果

数多くの家畜保健衛生所等で豚熱及びアフリカ豚熱の検査法として活用されており、豚熱の迅速な診断及び防疫措置や、わが国への侵入が警戒されるアフリカ豚熱の監視強化への貢献が期待される。

連絡先

農研機構 動物衛生研究部門 研究推進室
TEL 029-838-7708

PDF版をダウンロード

TOPIC3:豚熱とアフリカ豚熱を迅速・同時に判別!―検査効率の大幅な向上で防疫に貢献―(PDF : 483KB)

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究企画課

担当者:戦略的実装班
代表:03-3502-8111(内線5847)
ダイヤルイン:03-3502-7407

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