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農林水産技術会議

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TOPIC8:超音波を活用したヤガ類の防除技術を確立―開発した装置で農薬散布回数9割減―

成果のポイント(ここがスゴい!)

  • ヤガ類(ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ等)がコウモリの発する超音波を回避する習性を利用して、ヤガ類のほ場への侵入を防止する新しい技術を確立。
  • コウモリと同様の超音波を発する装置1台、スピーカ最小4台で2,500平方メートルのほ場をカバー可能。
  • イチゴ栽培施設におけるハスモンヨトウの卵の数が9割以上減少。
  • シロイチモジヨトウによる露地栽培ネギの被害株率を9割削減、農薬散布回数も約9割減。

研究機関

農研機構、株式会社メムス・コア、京都府農林水産技術センター

概要

ハスモンヨトウの耳(鼓膜器官)

ハスモンヨトウの耳(鼓膜器官)の写真

後翅の付け根近傍に位置する鼓膜の拡大図

超音波発信装置

超音波発信装置の写真

消費電力5Wh以下
AC100V/DC12V電源利用可能
重さ 1kg
スピーカ8台 接続可

超音波スピーカ

超音波スピーカの写真

全長 20cm
重さ 140g
水平方向360度に超音波を発信

ネギ露地ほ場での設置例

ネギ露地ほ場で装置を設置した写真
超音波の有効範囲のイメージ図。有効範囲の半径はスピーカー1台あたり25メートル。

イチゴ栽培施設でのハスモンヨトウの卵塊数

(同一ほ場で試験;発生量の年次変動は補正済み)

イチゴ栽培施設でのハスモンヨトウの卵塊数を示した図。装置を設置することで卵塊数が94%減少。農薬散布回数は75%減少(4回が1回に)。

ネギ露地ほ場でのシロイチモジヨトウによる被害株率

(近隣3ほ場で2019年度に試験)

ネギ露地ほ場でのシロイチモジヨトウによる被害株率を示した図。装置を設置することで被害株率が90%減少。農薬散布回数は89%減少(9回が1回に)。

導入により期待される効果

殺虫剤のみに依存しない農業生産体系の構築、すなわち環境保全と両立する害虫防除に貢献し、減農薬栽培の促進に寄与する。

連絡先

農研機構 植物防疫研究部門 研究推進室
TEL 029-838-6873

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TOPIC8:超音波を活用したヤガ類の防除技術を確立―開発した装置で農薬散布回数9割減―(PDF : 1,222KB)

お問合せ先

農林水産技術会議事務局研究企画課

担当者:戦略的実装班
代表:03-3502-8111(内線5847)
ダイヤルイン:03-3502-7407

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